断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

土曜出勤。まずがは同定の片付け。幸い、解剖を要するものは多くなかったが、外部形態の比較だけで相当な時間を食ってしまった。それにしても巨大な新種のウミハネカクシは、見るたびに動揺してしまう美しさ。顔が長いので「ウマヅラウミハネカクシ」にしようと思ったけど、円楽さんを思い出すのでそれはやめて、もっと華やかな感じの大和言葉を考えたい。

夕方から赤羽で飲み会。まずは愛しの「まるます家」。元事務のお姉さんだった稲葉さんの御夫妻(旦那さんは本の装丁師)、星野さん、元科博の鯨研の梅谷さん、そして虫屋の亀沢さんという、変わった顔ぶれ。やっぱりまるます家はいい店だ。続いて星野さんが発掘した駅前の「まるよし」へ。ちょうど6人分だけ空いていてよかった。昭和な感じで、一人酒のおじさんが多く、若者にはいささか場違いな感じもするが、とても良い店だった。まるます家同様、小粋なおばさんがカウンターを仕切っている。終始ホッピーを飲んだが、ちょっと酔っ払ってしまった。