断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

ミシガン湖の花火の轟音で年があけた。アパートの部屋が28階にあり、シカゴの周辺はただただ平地が続くばかりなので、窓の外からは地平線が見える。地平線を見ると、あちこちで花火があがっている。テレビではニューヨークでも花火が上がっていたし、アメリカでは年越し=花火なのだろう。日本ではそうなりませんように。除夜の鐘の音が聞こえなくなる。

論文など書きつつ、1日だけ寝正月で過ごした。パソコンの画像整理も進める。一つ貴重な写真を見つけた。NZのLeschenと佐々治先生。Leschenは長年佐々治先生に会いたくて仕方なかったようだ。今思えば間に合ってよかった。

アニマルプラネットではクロコダイルハンターのSteve Irwinの追悼番組をすっと流していた。こちらへ来てテレビをつけて、このクロコダイルハンターを見て、すぐにファンになってしまった。動物さばきの華麗さには息を呑んだ。動物が次にどんな動きをするのかを完全に読んでいる。しかし、その人がすでに亡き人だったとは今日まで思いもよらなかった。渡米前のニュースでオーストラリアのクロコダイルハンターが亡くなったとはたしかに聞いていたが、その亡くなった人がアニマルプラネットのクロコダイルハンターだとは。グレートバリアリーフでマダラエイの撮影をしていて、エイの上を通り過ぎたとき、尻尾のトゲで心臓を突かれたらしい。