断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

9時起床。昨晩はネズミの運動会に悩まされ、寝不足気味。図々しいことに枕元に避難させた米の袋までにもやってきた。しかしネズミ捕りには1頭もかからず。

午前中は買い出しを頼んだり、昨晩の標本整理をしたりした。朝から快晴で暑く、おまけに風もないので、じっとしているだけで汗が出てくる。こういう日は決まって雨になる。と思った矢先、12時過ぎから雨が降りだした。それにしても最初の乾燥した日々から打って変わったものだ。雨の中、サスライアリのトラップを見に行くも、やはり集まり具合は今ひとつ。何がしか工夫が必要かもしれない。

雨がひどくなってきたので、雑然と箱に詰め込んであった液浸チューブを整理する。分野や採集法ごとにビニールパックに分け、紙に内容を書いて放り込む。

雨がやみ、夜の散策に掛けるべく、早めの夕食とする。犬用に多めに米を炊く。ところが暗くなったところで再び本格的に雨が降りだした。今日はツイてない。

f:id:maruyamana:20070416193336j:image

f:id:maruyamana:20070416193202j:image

日没直後の電灯にヒメサスライアリの雄が3頭飛来した。そのうち2頭はアシナガキアリに運ばれている最中だった。雨の日はシロアリの有翅虫やハエなど、細かい虫に飛来が大変多い。

21時過ぎに小雨となったので、森へ出る。林床はびしょびしょに濡れており、ヒメサスライアリどころではなかった。

マレーズの受け皿を覗きこみながら地面にしゃがんでいたら、真横の藪でガサガサと大きな音がした。何かと思ったら、タケネズミがひょっこり顔を出した。予想以上に大きく、小さめの猫程度の大きさはあった。目がよく見えないようで、しばらく気付かれずに観察することができた。しばらくしたら、物音に気付いたのか「ブヒヒッ」というような声を上げ、トコトコと逃げてしまった。その他、アカガエル属の大型種Rana malaysianaを見つけた。

f:id:maruyamana:20070416232508j:image