断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は一日中霧雨で、気温はかなり高い。この時間(18時半)で16度とは。

新種の記載文書きが2種完了。記載を書くというのは、実はかなり集中力がいることで、私の場合は1日で2種が限度。これ以上やると内容が散漫になってしまう。絵描きがいちばん大変なので、記載を終えるのには1種につきだいたい3日くらいを要する。その他、導入部や議論や検索表を書く必要があるので、3種の論文だったら、10日から2週間といったところか。英語ネイティブだったらもうちょっと早いと思うし、記載や絵の手抜き具合、入れ込み具合によっては、人それぞれ所要日数に少なからぬばらつきがあるかもしれない。

「一種」と「1種」について、仲間内のメーリングリストで議論になっている。万人受けするものとは思っていなかったが、考えがいろいろ違うことに驚いた。ある人は私と全く同じ意見だったので、だいたいの人が納得できるものだと思っていた。言葉の使い方というのは難しい。

Seifertの「Die Ameisen Mittel- und Nordeuropas 中部・北部ヨーロッパのアリ」が六本脚で販売開始した。7350円とのこと。私がイギリスの書店を通じて買ったときには9000円くらいかかってしまったので、送料を考えても断然、六本脚が安い。こういう入手の面倒な本を安く販売していただけるのは実にありがたい。

http://kawamo.co.jp/roppon-ashi/sub130.htm