断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

早いものでもう12月も半ばに近づいている。今日はアメリカ国内のアマチュア研究者に借りていた標本を同定し、返却の準備をした。アフリカのものが中心で、属までしか落とせないものが多かったが、なんとかできる範囲で名前をつけ、それらのなかから重複標本を頂戴した。好蟻性・好白蟻性の貴重なものが多く、とても助かった。

その後、標本の撮影。今日はタイでキノコシロアリの一種Odonototermes sp.の菌園から採れた甲虫とハエを撮影した。甲虫は3種、ハエは4種あった。今日は2-3mm程度の小型種揃いだったので、拡大率の高い装置を使ってみた。写真はDiscoxenusという属のハネカクシの未記載種。分類には毛の数が大切なのだが、このまま論文の図に使えそうなくらい、きれいに写っている。

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