断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

午前中は展示収蔵室の改装工事の見積もりに立ち会う。博物館の一部が旧工学部に移ったのは昨年のことだそうで、まだ大学の建物そのままなので、展示や収蔵に使えるものに改装する必要がある。

午後は実験室の掃除など。もともと実験に使われていた部屋のようだが、かなり汚いので、まずはカルシウムで真っ白になった流しの掃除。サンポールが予想以上に効いてピカピカ。

夕刻、師匠の直海さんから電話。

東海大出版の稲さんが来ているとのことで、7時半に天神へ。福岡の店を全く知らないので、まずは事前にYahooグルメで調べた「魚正」という店へ。地元の魚料理で、ちょこっと高級だが、味はかなりのものだった。稲さんは今回の就職を大変喜んでくださり、次の本の計画などお話しする。それから店を出て、客引きのお兄さんにおいしい餃子の店を尋ねると「博多餃子房 603」がいいというので、道まで教えてもらってそこへ行ってみる。たしかにおいしい。その餃子のお店で、ラーメンのおいしい店を尋ねると「一幸舎」がいいというので、行ってみたらたしかにおいしかった。

上の人たちの様子からもわかるかもしれないが、福岡へ来て強く感じたことは、こちらの人はとにかく親切であるということ。とくに腹が立つほどに無愛想な店員の多いアメリカから帰ってきたばかりなので、買い物をするだけでも感激してしまうことが多い。長く住んでいた札幌は、良く言えばサバサバした人が多かったので、その差の違いに驚きもした。