断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

5月12日の開学記念日にあわせ、5月9日に博物館の常設展示を開館することになっており、その準備が本格的に始まっている。今日は大形資材の移動で、業者の若者4人と朝から夕方まで荷物運びに奔走した。
私は昆虫と魚以外の脊椎動物が担当で、昆虫は福岡周辺の絶滅危惧種を、哺乳類と鳥類は九州地方の固有種や希少種を扱うことにした。昆虫はゲンゴロウを入れた大型水槽も並べることにした。魚類は水産出身の学振PDの中島さんに全面的に協力いただくことになって、そこにもタナゴ等の淡水魚水槽を置くことにした。生あるものがいなくなってしまった現状も実感できるし、標本と生体の違いや標本の経年変化というものもわかる。また往時の環境の証言者である標本の価値もわかる。