断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は朝から博物館で「インクルーシブデザインワークショップ−博物館をデザインしよう−」に参加、というか付き添った。結果としてとてもためになるものだった。インクルーシブデザインというのは障害者や外国人などのエクスクルーシブなエキストリームユーザー(横文字が多いでしょ。日本語に訳せると思うのですが)に対応した設計のことで、今日も4名の障害者の方と2名の外国人が参加した。
まず、4班(各班7−8名)に別れて自己紹介。全員ばらばらに展示をまわり、気付いたことをメモする。それから各班のエキストリームユーザーと一緒に展示をまわり、問題点について話し合う。次に、最初のメモやエキストリームユーザーの意見について話し合い、問題点や改善すべき点に関する共通認識を作る。最後に理想的な展示を設計し、各班が成果発表をするというものであった。
朝から6時間。長いようだがあっという間に過ぎてしまった。何よりも「問題点」として別の視点からの意見が聞けたことは、こちらとしては何物にも代えがたい収穫であった。こんなに濃密に他者の意見や評価を聞けることはそうないだろう。また、セミナーの方式にも新鮮なものがあった。