断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

一泊で英彦山へ。「ひらめき☆ときめきサイエンス」の教室と「農学部体験学習」の合同開催である。小中高生28人に引率の教員と学生17年の規模となった。大型バスで10時に大学を出発、12時に宿泊地である青年の家に到着。布団のたたみ方や規則等の指導を受け、まずは高住神社から北岳へ向う。途中、金曜に紙谷さんが仕掛けたオサムシのトラップとライトトラップを回収したり、私が掛けたマレーズトラップを見せたりし、鉱物と植物の講義もしつつ、上へ向う。中高生が中心だったので、さすがにみんな身軽である。往復3時間程度なのに私は久々の登山でクタクタ。
夕食後はライトトラップを見に行く。ライトトラップは混みそうだったので、私は高住神社の外灯の前に座り、子供たちに配るクワガタを確保する。残念ながら少々風があり、虫の集まりは悪かったが、少々のクワガタと大きなマイマイカブリも採れ、私自身が楽しんでしまった。子供たちはすっかり打ち解けたようで、みんな騒ぎながら昆虫採集を楽しんでいた。オサムシの大好きな高校生(わざあざ埼玉から参加)がおり、もったいぶりにもったいぶってマイマイカブリを謹呈した。「九州産のマイマイカブリは初めてです!」と大喜び。
消灯は23時だったのだが、子供たちはすっかり興奮してしまったようで、いつまでも騒いでいる。2度も各部屋をまわり、「早く寝なさい」、「3分以内に電気を消しなさい」、「とりあえず静かにして目をつぶりなさい」など、小学生時代の林間学校で先生に言われたことを22年ぶりに復唱した。