断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝いちばんで空港へ。昨晩、長靴と吸虫管を大学に忘れたことに気付いたが、あとの祭り。昼前出発の混雑時間で、前回のマレーシア行きと同じく、空港は大変な込みようだった。今日からA330型機が就航したとのことで、記念品としてメモ帳と計算機をもらった。小説を買い、うどんを食べて乗り込む。小説は高校時代に読んで以来の「人間失格」と読んだかもしれない村上春樹数冊。
最近は不眠気味だったが、疲れがどっと出て気絶するように1時間ほど眠った。「人間失格」は高校生が読むものではないと知った。あまりに衝撃的な内容に複雑でどんよりとした気持ちになった。ちかごろは精神的に元気とは言えない状況なので、赤川次郎でも買っておけばよかった。
ほぼ同時刻に大阪から来た中瀬君、東京から来た野村さんと空港のゲートで落ち合う。入口に受け入れ先のワタナさんが迎えに来てくれていた。Maruayホテルという自分の名字を連想させる名のホテルに行き、しばし調査の相談をする。明日は環境庁国立公園局へ挨拶に行き、公園への出発は明後日になるそうだ。
ホテルはいままで一番豪華。窓外にはトタン屋根のアパートが、机の上には果物があった。ウォーターアップルを齧ったらゴリっと舌を噛んだ、