断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝に健康診断があった。なんと体重が去年より3キロ増えて、BMIがわずかに25を超えてしまって、デブに認定されてしまった。腰回り85センチ、BMI25のどちらかを超えるとデブ認定なのである。デブは不健康の可能性が高い、すなわち採血とのことで、予期せぬ採血をされてしまった。おまけに「サポートセンター」というところに呼ばれて、「食事は野菜から食べた方がいいですよ」、「良く噛んで食べるとすぐにお腹一杯になるので、太りませんよ」などという助言を頂戴した。
その言葉を重く受け止め、昼食の弁当を買うのに10分近くも迷って、できるだけカロリーの低そうなものを選んだ。
だが、夕方に再び寄った生協でお菓子を買ってしまったのであった。
そういえば、以前に太ったことを愚痴ったら(自己管理の問題なので、そもそも愚痴ることではないけれど)、「お腹が出てるほうが浴衣が似合うでー」と優しい人がはがきをくれた。でも、浴衣は持っていないし、その時はバカボンを想像してしまった。バカボンはたしかに浴衣が似合っている。
今年はツノゼミに関する展示を考えており、昆虫学教室でツノゼミのモノグラフ、図書館でFauna Indiaのツノゼミの巻を借りた。「ツノゼミってどうしてあんなに変なんだろう」という余韻を残すものにしたい。ツノゼミの形態については、「過剰進化」などとツマラン用語で一様に解釈する無粋はやめたほうがいい。考えるために何かの理由がある可能性を残しておきたい。