断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝一番の送迎バスで町へ降りる。多くの店はまだ開店していなかったが、ブラブラして待つ。はんこ屋ではんこを注文し、その間に烏龍茶などのおみやげを購入する。それから蛇の卸問屋を見物する。スジオの仲間とコブラが売っていた。次に小さな店で粥を食べる。つみれの粥を頼んだのが、すごく美味しかった。小松君は鯉の切り身が入った粥だった。それから骨董品街などを見て、テレサテンのトランプを買おうかどうか迷って、買っても絶対に使わないことに気付き、出来上がったはんこを受け取ってそそくさと駅へ向かった。まだ時間が早かったので、駅ビルのケンタッキーフライドチキンでお茶を飲んだ。

空港は非常に使いやすく、きれいだった。アジア諸外国の空港のいくつかは、クアラルンプールといい、バンコクといい、日本の空港に比べてずっと立派だと思ったが、この香港もすばらしかった。
機内で村上春樹オウム信者にインタビューしたルポ「約束された場所で」を読む。信仰に向かった経緯は実に興味深かく、一部の信者の考えには共感する部分もあった。オウム真理教といえば地下鉄サリン事件だが、私は当時大学生で、身近にオウムに関わりのある人がいたこともあり、とても強烈な記憶として残っている。この本で当時の報道とは全く別の理解を得ることが出来た。