断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は九大糸島会にお呼ばれし、糸島市庁舎で「熱帯での昆虫の研究」という講演。自宅で弘岡君と金尾君に拾ってもらい、13時に会場に到着した。会場に着く前に「志摩の四季」に寄ったら、カワビシャ科のテングダイが売っていた。

参加者は地元の方々で、少しだけ子供がいた。とても寒かったが、思いのほか多くの方が集まって下さった。
13時半から開始し、途中に休憩をはさみ、小松君の糞の写真などで笑いをとり、15時過ぎに終了した。その後、会場近くの志摩歴史資料館で行っている昆虫展に移動し、参加者に展示品の案内などを行った。
帰りに「牧のうどん」に寄った。ここは製麺所が店内にあり、切って数秒後のうどんを茹でて、化学調味料一切なしの出汁に入れて出してくれる。福岡では一番好きな店である。そう聞くと腰の強いプリプリのうどんを想像してしまうかもしれないが、腰はまったくなく、てろてろである。しかもうどんが出汁を吸ってどんどん伸び、出汁がなくなるので、小さなやかんに入った出汁を継ぎ足しながら食べる。
こんな感じ:http://www.shisokan.jp/yoka-fukuoka/makino-udon/
そもそも福岡では腰のあるうどんは好まれない。だからさぬきうどんの店はほとんどなく、どこのうどん屋でもやわらかいうどんが出る。最初は違和感があったが、今ではやわらかいうどんのほうが好きになった。東京のうどんも基本的にやわらかいので、好みが戻ったともいえる。
それから、佐賀の吉野ヶ里温泉の虫屋の新年会に向かう。佐賀に入ると大雪で、前が見えないほどだった。
新年会には20名近くが集まり、虫話しに花が咲いた。アリの大城戸さんも久々だった。久々にカニをいっぱい食べた。