甲虫の撮影
この夏に甲虫の写真集を出すことになっている。
こないだの日曜から水曜にかけ、多摩美術大学の学生できわめて展足の上手い福井君に来ていただいて、その写真集の準備のため、ひらすらに展足していただいた。
そして木曜から撮影開始。農学部の星野君にひらすら標本の細かい清掃をしていただき、私はその横で撮影する。
比較的大型の甲虫が多いので、いつもとは撮影法を変えている。完全にディフューザーで囲ってしまうと艶消し状の虫になってしまうので、適度に直接ストロボの光が当たるようにするのが重要。分類群特有の体表構造の違いに応じて、分類群ごとに異なる形と大きさのディフューザーを考えて作り、なおかつストロボの角度を調整して最適なものを試行錯誤するので、最初に方法を決めるのに時間がかかる。決めてしまえば早い。これまでになく良い写真ができつつある。
圧英