断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

金尾君、元気で

明日の朝、金尾君が京都へ旅立つ。金尾君は最初の大学院生で、修士1年生から5年間指導にあたらせてもらった。

私の無理な理想に期待以上に応えて、立派な成果を残してくれた。とにかくやるべきことをきちんとやる人で、今後もしっかり研究を続けてくれるだろう。素晴らしくいい奴だし、こういう学生に出会えて本当に幸運だった。教員になってよかったとしみじみ思った。

金尾君の専門は好白蟻性のハネカクシで、京都大学でポスドクとして同じ研究を続ける予定である。こちらでは分類学と分子系統中心だったので、京都では生態のほうに本格的に着手することになっている。分類学に始まり、総合的な自然史へ、いろいろな分野に枝葉を広げる良い例だと思う。

金尾君に幸あれ。

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大学に植えたチューリップが今年も見事に咲いた。

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クアラルンプール道路事情

昨晩の飛行機に乗って、無事に帰国した。あとはひたすらやるべきことを片付ける。

今回はレンタカーであちこちまわった。クアラルンプールはニューヨークと並んで高速道路が複雑で難しい都市だそうで、今回も何度も道に迷い、高速道路を下りては乗りなおすということを繰り返した。そうこうしているうちに、高速道路に乗ってからは、とりあえずあてずっぽうで走り、間違えたら乗りなおすということにした。高速道路が複雑なだけならまだしも、まともな地図は存在しないし、標識もいい加減で不親切で(繁茂した樹木で視えないものさえある)、まじめに乗っているとイライラしてしまうので、自分のなかで「間違えても気にしない」と見切りをつけたのである。

おかげでずいぶん慣れたが、今後クアラルンプールで運転することがあったら、ぜひカーナビが欲しいところだと思った。

 

 

マレーシア10日目

3月19日。今日はお魚釣りに出かけた。

その前に、昨晩、スーツケースのカギが見当たらないことに気付いた。思い返すと、キャメロンハイランドの森の中に落とした可能性が高い。どうしようもないので、鍬でカギをこじ開けたら、案外簡単に開いた。そういうわけで、魚釣りの前に町に出かけてスーツケースを購入した。

3軒の店を見たが、こちらでは会合部がチャック式のものが大半で、日本でふつうに売られているようなカチっと硬いロックをかけるものは滅多にない。ちょっと小さいものの、ようやく手ごろな金額のロック式のものを見つけ、購入した。小旅行用に少し小さいものが欲しいと思っていたので、これでよしとする。

それからGombakから北西へ100キロほどの場所へ向かう。そこにはすばらしい川があった。

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学生はトンボや水生昆虫をつかまえていた。

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小松君はタニノボリのなかま(広義のドジョウ)を採集してくれた。

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魚は3種釣れた。なかでも下のLuciosoma setigerumというコイ科の種は、大きくて非常に俊敏で、美しい魚だった。

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夕飯は近くの町で食べて、夜もひとしきり川で遊んで、帰った。

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マレーシア9日目

3月18日。キャメロンハイランドで疲れ過ぎて、昼過ぎまでボーっと過ごす。

夜にKurt Orionさんという写真家が来て、一緒に夜の森を歩く。トカゲを見つけるのが上手で、いろいろ撮影することができた。

すばらしい写真を撮影されるが、やはりディフューザーに秘密があった。まねしようと思う。ただ、光沢のある生物には、ディフューザーが効きすぎるのもよくないので、悩みどころである。

orionmystery.blogspot.jp

以下、私がいつものように撮影したもの・・・。

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あと、虫いろいろ

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マレーシア7・8日目

デニスさんと松村さんと一泊でキャメロンハイランドに出かけた。

昨日で島田さんが帰る日だったので、朝の6時半にGombakを出て、途中の町で島田さんにタクシーに乗り換えてもらい、われわれ3人でキャメロンハイランドに向かった。

今回の目的はBringchan山で見つかったジュズヒゲムシの採集で、ついでに私の探し求めているツノゼミも探してやろうという計画。デニスさんは虫の撮影。

昼ごろにタナラタの町に着き、いつものTwin Pinesという安宿にチェックイン。安宿とはいっても、今では1泊60リンギもする。15年前には15リンギ(500円)だった。

それからブリンチャンへ。どこもかしこもものすごい人出で、タナラタからブリンチャンまでの4キロの道のりが渋滞で、1時間もかかってしまった。そこから山に入り、頂上付近で採集した。首尾よく目的のジュズヒゲムシが見つかり、街へ下りる。

いつものMay Flowerという中華料理店で食事。デニスさんが美味しいものに詳しく、いろいろと初めて食べるものを注文してくれた。

暗くなってから、Jasar山に登る。夕食時にビールを飲んでしまったので、少々つらかった。目的は頂上付近にいるマンマルコガネだったのだが、森が乾いていて見つかる雰囲気ではなかった。3月はこちらとしてはまだ早いようだ。松村さんは要領よくジュズヒゲムシを採集していた。

翌日の今日は朝からトラの出る森に行く。レンタカーの底を擦りながら悪路を走り、昼前に到着。散々歩きまわるものの、目的のツノゼミは見つからなかった。

それから原住民の村で虫を見て、早めの夕食をとって帰った。野生のカエルの生姜炒めは絶品だった。これまでよく食べていたウシガエルとは全然違う。

道に迷いつつ、20時過ぎにUlu Gombakに帰着した。

以下、キャメロンハイランドで撮影した虫。

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マレーシア7日目

3月15日。もう1週間か。早い。

今日は朝食後に小松君、島田さんとHutan Lipur Lentangに行き、先日見つけたバクダンオオアリの撮影と実験を行う。本当に自発的に爆発するかという疑問があったが、かなりの危機的な状況になると、稀に爆発することがわかった。ただしかなり危機的な状況において、腹部を刺激すると、簡単に爆発する。きわめて大人しいアリだが、樹上性の他のアリからしつこく攻撃されれば、きっと威力のある反撃になるだろう。

サスライアリは動きが悪く、不調。次回に持ち越しになりそうだ。

マレーシア5日目

 

 今日は朝からジャンダバイクという町に行って朝食をとり、Berjaya Hillsという高い標高の場所に行く。残念ながら期待はずれの環境だった。

それから高速道路沿いのHutan Lipur Lentangという低地林に行った。ここは良い環境で、また来ても良いと思った。
帰りにココヤシを買う。これがなかなか美味しかった。
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帰ると、留守番していた島田さんがコバナフルーツコウモリを捕まえて、それに寄生するクモバエも確保しておいてくれていた。
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月曜日から3人で違う場所に行く予定で、その間は小松君が自炊しなくてはならないので、料理の方法をおしえた。
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今晩からサスライアリのトラップを回収し、ハネカクシを探す。首尾よく6種のハネカクシと2種のノミバエを得た。
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マレーシア4日目


昨日は全員で深夜まで森にいたので、揃って寝坊した。
10時にFacebookで知り合ったデニス=シンさんという人が来て、マラヤ大の方々も一緒にAwanaトレイルというゲンティンハイランドにある遊歩道へ行く。なかなか良い場所だが、目的のツノゼミの寄主植物は見つからなかった。
それからゴンバックに戻り、採集を続ける。
学生さんたちは遠いところへトラップを仕掛けに出掛けた。
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