断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

チューリップ

まだ肌寒いが、春はもう来ている。大学の花壇に植えたチューリップが咲き始めた。

最近、登山サークルの一人が使っている「LUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH.」というレンズが気に入り、自分も買って使っている。めちゃくちゃ明るくて、ボケがきれい。実質40mmレンズということになるが、それもちょうどよく、多用途である。

LUMIX G 20mm II|交換レンズ|デジタルカメラ(交換レンズ)|Panasonic

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チューリップ

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ソラマメ

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桜島大根

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暴れる女児

脊振山

週末は脊振山に登ってきた。登山サークルのみんなと毎月どこかに登っており、運動の機会と楽しみが増えた。上のほうにはまだ雪が積もっていたが、春はそこまで来ていた。

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今回はホソバナコバイモが見られたのが嬉しかった!嬉しかったというか、この日までこの植物のことを知らなかったのだが、可憐で良い花である。もともとバイモのなかまというものにあこがれがあったので、矮小な種とはいえ嬉しい。

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達成感

先日、Current Biologyという雑誌に長年の調査結果の第一弾が論文として出版された。

Deep-Time Convergence in Rove Beetle Symbionts of Army Ants

軍隊アリ共生ハネカクシにおける古い時代からの収斂進化

http://www.cell.com/current-biology/abstract/S0960-9822(17)30198-7

簡単にいえば、主に軍隊アリ類と共生するハネカクシが、古い時代から12-15回独立にアリの姿(myrmecoid, myrmecomorphy)に進化したことが判明。この大規模な収斂進化を通して、生物進化における一つの方向性を示したとも言える。

形態から複数回進化であることは予測できていたが、まさかの多数回進化で、しかも適応放散的に最近進化した形質かと思っていたら、予想外に古かったのというのが驚きであり、重要な点である。結果に驚いたわれわれは何名かの著名な進化生物学の研究者にお伺いを立てたのだが、「教科書に載るような発見だ」と絶賛され、かなり自信がついていき、出版前にpre-printという形でネットで仮出版をしたのだが、それからさらに磨きがかけられ、それから投稿後、ほぼ一発で受理された(限りなくわずかなminor revision)。

DNAを使った系統学的な研究には新鮮な標本が必要だった。そこで、東南アジア各地、カメルーン、ペルーなど、地球を何周もして軍隊アリの行列を観察し、ハネカクシを追いかけてきた。12年をかけて、ようやく形態学的な視点で主要な分類群がすべて揃い、今回の論文となった。長年の調査結果がこのような形になってたいへん嬉しい。(もちろん、野外調査における観察記録も論文の補遺に含めている。)

調査を手伝ってくださった皆さん、自由にさせれくれた職場の皆さんのおかげ。とくに共著者のJoseph Parkerに会えたのは本当に幸運だった。彼とは2009年にロンドンで初めて会って意気投合し、そのあとマレーやペルーにも同行し、日常的にいろんなことを話した。事前にかなり話し合って草案を決めたが、それからのまとめの時点で彼の着想(グールドの引用など)による一般的で親しみやすい構成なければ今回の論文はありえなかった。大きな幸運にも恵まれた論文だった。

この論文はすごく達成感があるのだけど、何かと言うと、自分にしかできないことができたという自信がついたことだと思う。12年かけて既知の重要種を集めて研究してみようなんて、思い付き・知識・技術・執念において、ほかの人にはできないように思う。単発の発見モノではない。研究の独自性というのが強く言われているが、その点でこれ以上の独自性のある研究はあまりないのではないかと。元をたどれば好蟻性昆虫という面白い研究材料に出会えた幸運も大きい。

 

 

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生存報告

ツイッターは気楽に電車のなかでも細切れに書けるけど、ブログはなかなかそうはいかない。iPhoneのアプリから書くのは書きにくい。というわけでこのところ更新が疎かになっている。

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実家の雑煮は「青のり」をたくさんかける。調べてみると、九十九里地方の習慣で、大網で育った祖母の影響のようだ。そしてさらに調べると、本来は青のりではなく、ハバノリという海藻を海苔状にしたものを焼いてかけるとのこと。そして、ツイッターで知り合った親切な方が送ってくださった。香ばしく、独特の香りがあり、とてもおいしいものだった。

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最近感銘を受けた図鑑「日本近海産貝類図鑑 第2版」。1冊で5927種が図示解説されているというのがすごい。奥谷先生はこの時代の巨人だ。

 

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フランス領ギアナで採集したお気に入りのゾウムシ。長い口吻もいいが、ハゲちょろげの毛もいい。近縁属はバッタの卵に寄生するので、本種もなにかに寄生する可能性が高い。

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家庭菜園の野菜がとれすぎているので、ちかごろはマメに自炊している。

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海洋堂から出たアゲハチョウの幼虫のソフビ。ちなみに私は「ナミアゲハ」とは呼ばない。「ヤマトタマムシ」も嫌いな和名だ。

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ガガイモ科多肉植物の栽培趣味が復活した。花が咲いたら写真を撮りたい。

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ビワハゴロモの収集も地道に進めている。いつか本を出したい。

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有名な料亭の「稚加栄」に行った。さすがのお味だった。

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月刊むしの表紙に私の写真が採用された。台湾のカタゾウムシとカタゾウカミキリで、すべて生きたまま撮影したもの。

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週末の土曜(2月25日)は東京で理科読シンポジウムというので講演した。子供のときに読んだ図鑑を紹介した。子供のときに買ったものはみんな読み過ぎてバラバラになってしまったので、写真のものは比較的最近買い直したもの。

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羽田空港から帰るとき、夕方であれば、毎回このタンメンを食べている。おいしい。

フランス領ギアナ

ツノゼミの調査で1月26日から2月7日までフランス領ギアナ(フレンチギアナ)に出かけていた。成果は上々で、150種くらいのツノゼミを採集することが出来た。雨が多い時期だが、灯火に集まる虫は多く、いろいろと副産物も楽しめた。昨年とほぼ同じ期間に行って、タイタンオオウスバカミキリを始め、似たようなものが採れたが、蛾の種構成など、違いもみられた。今回は一足先にツノゼミの岡島君たち一行が現地入りし、その後、ほぼ入れ替わりで、7人で2組に分かれて調査を行なった。

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畑の記録

さっそく畑に行ってきた。

1列目

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奥はサトイモで跡かたもない。小松菜の一種とレタス。

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奥はカイランと水菜。手前は芽キャベツとブロッコリー。

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奥はタマネギ。手前はソラマメ。

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奥は水菜、手前は桜島大根。

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ともに大根

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桜島大根。脇に食用ホオヅキが残っている。

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2列目

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ともにタマネギ

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奥がニンジン、手前がスナップエンドウ

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奥が大根、手前がソラマメ

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レタスとタマネギ

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ブロッコリーとニンジン

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大根とソラマメ

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今日収穫した大根。

マレーシア

年末年始はマレーシアで年越しをした。12月28日に日本を経ち、1月6日の朝に帰国した。狙いはオオハタザオツノゼミだったのだが、今回も全くダメ。残念な旅行になったが、ビールを飲んだり、美味しいものを食べたり、知久さんに歌ってもらったり、海野さんに会ったり、楽しい旅行ではあった。

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論文出版 ケンランアリスアブの幼虫の発見

bdj.pensoft.net

Rearing and observation of immature stages of the hoverfly Microdon katsurai (Diptera, Syrphidae).

Hironori Iwai, Daiki D Horikawa, Kazuharu Arakawa, Masaru Tomita, Takashi Komatsu, Munetoshi Maruyama

Biodiversity Data Journal 4: e10185 (09 Dec 2016)

 

アリスアブの幼虫がトゲアリの巣で見つかった正式な報告。クマムシ博士の学生さんの岩井君のお手柄。