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断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

ソラマメの頂点付近にソラマメヒゲナガアブラムシが発生し始めた。おなじソラマメ属のカラスノエンドウが近くにあるので、そこから来たのだろう。あと1カ月もすれば実を収穫できるのだが、実にも吸いついたりするんだろうか。少し心配。周りが森に囲まれているので、テントウムシヒメカメノコテントウが来集していた。
昼から大学に来て、無我夢中で原稿書き。ピノ、ピノ騒いでいたら、弘岡君がわざわざピノを買いに行ってくれた。夕方、弘岡君と藤野さんと味噌ラーメンを食べに行く。店員や客が美人ばかりだと弘岡君が興奮していた。「藤野さんも和歌山に来はったら美人やでー」と言っていた。若いっていいなと思った。

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魚類の和名に関する記事が中島さんのブログに出ていた。考えさせられる。

http://d.hatena.ne.jp/OIKAWAMARU/20111126

昆虫では、分類群によるが、未記載種でも未同定種でも、すぐに和名がついて、それが流布することがある(現在はとくにハナアブ、過去にはアリやバッタでも同様であった)。ある種に対して共通の認識を持つという点で、和名は重要な場合がある。とくに日本では、コロコロ変わる可能性のある学名よりも、一般に和名のほうが良く使われる。しかし、だからといって軽率な命名は行うべきではない。分布や詳しい形態、系統的位置が不明なままで、安易に命名すると、その後その種に関する新事実が判明するにつれ、その和名があまり好ましくなくなるということが起こりうるからである。単純な例を挙げると、最初に北海道で見つかったからといって、そこですぐに「エゾ」と付けてしまうと、あとで本州以南で見つかったときに、それはあまり適切ではない和名となる。生物の名前には、ある生物を認識するための記号という側面もあるが、その種に対して親しみ見出す言葉でもある。それには多くの人が納得できるものが良い。和名の重要性を考慮すると、和名はできるだけ多くの種につけるべきであると同時に、その命名にはできる限り慎重になるべきではないだろうか。本当ならば当該分類群の分類学的検討を行う人が、多くの知見をもとに、熟考の末に決定するものであって、個人が初記録する記念に命名するようなものでは決してない。それまでは「sp. A」で十分だし、もし特徴を示す名前があったほうがよいのであれば、「(仮称)」をつけるくらいの心遣いがあっても良いのではないだろうか。