マレーシア10日目
3月19日。今日はお魚釣りに出かけた。
その前に、昨晩、スーツケースのカギが見当たらないことに気付いた。思い返すと、キャメロンハイランドの森の中に落とした可能性が高い。どうしようもないので、鍬でカギをこじ開けたら、案外簡単に開いた。そういうわけで、魚釣りの前に町に出かけてスーツケースを購入した。
3軒の店を見たが、こちらでは会合部がチャック式のものが大半で、日本でふつうに売られているようなカチっと硬いロックをかけるものは滅多にない。ちょっと小さいものの、ようやく手ごろな金額のロック式のものを見つけ、購入した。小旅行用に少し小さいものが欲しいと思っていたので、これでよしとする。
それからGombakから北西へ100キロほどの場所へ向かう。そこにはすばらしい川があった。
学生はトンボや水生昆虫をつかまえていた。
小松君はタニノボリのなかま(広義のドジョウ)を採集してくれた。
魚は3種釣れた。なかでも下のLuciosoma setigerumというコイ科の種は、大きくて非常に俊敏で、美しい魚だった。
夕飯は近くの町で食べて、夜もひとしきり川で遊んで、帰った。
マレーシア9日目
3月18日。キャメロンハイランドで疲れ過ぎて、昼過ぎまでボーっと過ごす。
夜にKurt Orionさんという写真家が来て、一緒に夜の森を歩く。トカゲを見つけるのが上手で、いろいろ撮影することができた。
すばらしい写真を撮影されるが、やはりディフューザーに秘密があった。まねしようと思う。ただ、光沢のある生物には、ディフューザーが効きすぎるのもよくないので、悩みどころである。
以下、私がいつものように撮影したもの・・・。
あと、虫いろいろ
マレーシア7・8日目
デニスさんと松村さんと一泊でキャメロンハイランドに出かけた。
昨日で島田さんが帰る日だったので、朝の6時半にGombakを出て、途中の町で島田さんにタクシーに乗り換えてもらい、われわれ3人でキャメロンハイランドに向かった。
今回の目的はBringchan山で見つかったジュズヒゲムシの採集で、ついでに私の探し求めているツノゼミも探してやろうという計画。デニスさんは虫の撮影。
昼ごろにタナラタの町に着き、いつものTwin Pinesという安宿にチェックイン。安宿とはいっても、今では1泊60リンギもする。15年前には15リンギ(500円)だった。
それからブリンチャンへ。どこもかしこもものすごい人出で、タナラタからブリンチャンまでの4キロの道のりが渋滞で、1時間もかかってしまった。そこから山に入り、頂上付近で採集した。首尾よく目的のジュズヒゲムシが見つかり、街へ下りる。
いつものMay Flowerという中華料理店で食事。デニスさんが美味しいものに詳しく、いろいろと初めて食べるものを注文してくれた。
暗くなってから、Jasar山に登る。夕食時にビールを飲んでしまったので、少々つらかった。目的は頂上付近にいるマンマルコガネだったのだが、森が乾いていて見つかる雰囲気ではなかった。3月はこちらとしてはまだ早いようだ。松村さんは要領よくジュズヒゲムシを採集していた。
翌日の今日は朝からトラの出る森に行く。レンタカーの底を擦りながら悪路を走り、昼前に到着。散々歩きまわるものの、目的のツノゼミは見つからなかった。
それから原住民の村で虫を見て、早めの夕食をとって帰った。野生のカエルの生姜炒めは絶品だった。これまでよく食べていたウシガエルとは全然違う。
道に迷いつつ、20時過ぎにUlu Gombakに帰着した。
以下、キャメロンハイランドで撮影した虫。
マレーシア7日目
3月15日。もう1週間か。早い。
今日は朝食後に小松君、島田さんとHutan Lipur Lentangに行き、先日見つけたバクダンオオアリの撮影と実験を行う。本当に自発的に爆発するかという疑問があったが、かなりの危機的な状況になると、稀に爆発することがわかった。ただしかなり危機的な状況において、腹部を刺激すると、簡単に爆発する。きわめて大人しいアリだが、樹上性の他のアリからしつこく攻撃されれば、きっと威力のある反撃になるだろう。
サスライアリは動きが悪く、不調。次回に持ち越しになりそうだ。
マレーシア6日目
昨日の深夜までの作業で疲れたので、夜に備え、少し昼寝をして、それからサスライアリの調査の続き。
昨日よりサスライアリの動きが悪く、成果は今ひとつ。
今回はこの大きなゴキブリをよく見かける。
マレーシア5日目
今日は朝からジャンダバイクという町に行って朝食をとり、Berjaya Hillsという高い標高の場所に行く。残念ながら期待はずれの環境だった。
マレーシア4日目
マレーシア3日目
マレーシア2日目
マレーシア1日目
日本で借りてきたルーターがここUlu Gombakのジャングルのなかでつながる。数年前までは電話でさえ少し町に近づかないと通じなかったのに。
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そういうわけで、今日(9日)からマレーシアにやってきた。今回はベトナム航空で、ハノイ経由で20時ごろクアラルンプールに到着。航空運賃は込み込みで44000円ほど。国内旅行よりずっと安い。しかも荷物が40kgまで大丈夫というのはありがたい。
チェックインの際、小松君のパスポートの有効期限がマレーシアの入国に必要な6カ月に足りないことが判明した。とりあえず行ってみようということで、クアラルンプールまで来てみた。
案の定、入国審査でひと悶着あったが、交渉して何とかなって、無事に入国することができた。具体的には、現地滞在可能期間が、通常2カ月のところ、1カ月になるだけで済んだ。もとより滞在期間は12日なので、旅行には影響なしである。
ゲートで島田さんと松村さんと合流。小松君は今晩は空港に泊まり、明日からくるチェコ人2名をGombakに連れてくる大事な役割を負った。
クアラルンプールは雨。レンタカーで悩みながら、23時ごろにUlu Gombakに到着。水はけの悪い高速道路で、白線も見えず、とても運転が怖かった。
島田さんは雨のジャングルに出勤していった。私は疲れたのでもう寝る。