断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

2015-01-01から1年間の記事一覧

昆虫学会

【告知】今週末に箱崎キャンパスでひらかれる日本昆虫学会福岡大会において、一般向けの催しがあるので、お知らせします。http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/ibc/entosoc75/index.html 1)昆虫学会ふれあい昆虫館 http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/ibc/entosoc75…

放生会と蟹会

筥崎宮の放生会が始まった。今年は2年に一度の行列だそうで、家の前に行列が通過する箱崎網屋町の漁師さんのお宅にお邪魔になり、蟹を食べる会に参加させていただいた。楽しくてあっという間のひとときだった。あいにくの雨模様で、雨対策を講じた行列だった…

ひと段落

懸案の大仕事(監訳)がひと段落した。かなり直すところが多かったので、十分に見きれないところもあり、2校でまた大仕事となりそうだけど、少し肩の荷が下りた。続いて人様を待たせているさまざまなことに取り組んでいく。 写真はカタゾウムシの一種、Eupac…

ラスカルめ。。。

畑に行くとラッカセイが何者かによって踏み荒らされていた。よく見るときれいに中身を食べた実がたくさん落ちている。アライグマの仕業だ。半分くらいはアライグマに献上してしまった。 急いで收穫し、ゆでて食べた。塩ゆでしたラッカセイは言うまでもなく美…

通常営業

今週は珍しくずっと大学にいる。溜まった仕事を片付けるとともに学生2人の実験指導を開始したのである。

時間配分

今年の夏は「きらめく甲虫」、「アリの巣のお客さん」、「アリのくらしに大接近」、そして「昆虫はもっとすごい」の4冊を出して、上半期は完全にそれらに忙殺されていた。それから7月に入り、ラジオやテレビの取材、それに講演も多く、どれも移動や準備で数…

昆虫はもっとすごい

こんな本も出ております。初版があっという間に売り切れて、さっそく重版がかかりました。養老先生と中瀬君との鼎談です。田中裕子さんという美人の書き手さんが「放談」に近かったものを上手にまとめてくださり、面白い本になりました。いろいろと深いこと…

明日からタイに

おととい、NHKが展示室からテレビの中継をしてくれた。今回の展示はテレビやラジオや新聞で紹介してもらえて、とてもありがたい。近頃は良いものをよく食べている。カイコとクワコを交尾させたら、無事に産卵、孵化した。合間を縫って学生に実験指導。明日か…

怒涛の。。。

東京に行ってラジオに出たり、講演をしたりで、怒涛のような毎日を送っている。それで今週末からタイに行く。それまでやることが目白押し。 ラジオはTBSの「日曜天国」という人気番組だった。安住さんが司会なのだが、不調のため、柴田さんと代わりにお話し…

畑近況

今日は朝早く大学に行って、午後から河野君と胎児中君に実験を指導し、涼しくなる夕方から畑に出かけた。サトイモは暑いのが大好きなのか、すこぶる元気。トマトは湿気と酷暑で不調だが、そこそこ実がなっている。ピーマンとシシトウは先月半ばまではかなり…

糸島市の昆虫教室

7月30日は糸島市の昆虫採集教室だった。23名の参加者があり、まずは山で採集。いつも行く森は、最初の年(5年前)は全員カブトムシが採れたのだが、年々採れなくなり、今年は全員でクワガタ5頭程度だった。それから志摩歴史資料館で標本作製。5人で教えるの…

セミの教室

昨日はセミの標本教室だった。今年は対象を高学年以上に限定したので、たくさんの学生さんやボランティアの方々、職員のおかげもあって、とても楽しい時間を過ごした。

東京へ

月曜日の夕方から東京へ出かけていた。その夜は東大博物館の矢後さんとカハクの神保くん、メレ子さん、それに久しぶりに会う教え子のボスレーと飲んだ。 火曜日は午前中に出版社で打ち合わせがあって、夕方にジュンク堂で講演会があった。新刊の「きらめく…

ヴィ〜ナス

すごい新種の発見。 昨年夏に「ダーウィンが来た」の取材でカンボジアに行った際、毎日の昼休みに茶坊主こと柿添翔太郎君と採集した。撮影中は彼は独りで採集していた。 ある日、こちらが取材しているとき、彼から電話で「すごいものを見つけてしまいました…

近著のお知らせ 「アリのくらしに大接近」と「アリの巣のお客さん」

あかね書房から「アリのくらしに大接近」と「アリの巣のお客さん」という、それぞれアリと好蟻性昆虫に関する写真絵本が出版されます。 私(と編集の本郷さん)が文章、小松 貴と島田 拓が写真を担当しています。 絵本とはいっても、少し大人向けで、小学校…

「きらめく甲虫」のできるまで

7月8日に発売開始した『きらめく甲虫』。甲虫の本はたくさんあるので、売れ行きに一抹の不安を抱えていたが、おかげさまで大変好調で、嬉しいことである。ネット書店では『昆虫はすごい』よりも売れているようで、とてもびっくりしている。みなさん、ありが…

さらに、さらにさらに

今日は図書館で博物館が担当している展示の準備を行った。実習生の杉本君が昨日標本を選び、それを何人かで展示した。小さいけど楽しめる展示だと思う。

さらにさらに

今日は糸島で行われる哺乳類の展示の搬出作業。あいにくの大雨で、剥製の大敵である湿り気に気を付けながらの作業となった。夕方から哺乳類の本を調べつつ、解説を書く。そのときに改めて感じたのだが、本来は「サル」や「ウサギ」で通じていたものを「ニホ…

さらなる

久留米で開かれる展示資料の貸し出しや、NHKの北九州支所で行うツノゼミの展示の準備。いい加減疲れました。ゴミダマの安藤さんがお見えになり、夜は美味しいものをたくさん食べた。オコゼのお造りが最高だった。

展示開始

今日から展示開始。みっちーが里帰りから大阪に戻る途中で遊びに来てくれた。夫婦円満の秘訣を(失敗例から)伝授した。知久さんはコツコツと計測。アメリカから珍しいコガネムシの標本が届いたので、ちょうど遊びに来た茶坊主に自慢したところ、ものすごく…

「きらめく甲虫」展、準備完了

金曜に数名で一気に片付けて、今日は追加の設営を行った。 明日から始まる。

らすかる

昼から『アリのままでいたい』の試写会へ。とても面白かった。 夕方から畑へ。悲しいことに、順調に膨らんでいたトウモロコシが全て獣害にあっていた。手先の器用な哺乳類の仕業であることは確かで、ニホンザルのいない地域なので、アライグマだろう。 畑で…

息つく暇にて

久しぶりの日記。毎日1000人近い方が見てくださっているのに、申し訳ないです。 なんだか猛烈に忙しい。展示の準備のほか、いろいろな依頼に対応し、息つく暇がない。展示以外とは、主に夏の昆虫行事や他機関での展示に関するものである。 今週から東京農大…

「ツノゼミ ありえない虫」 重版決定

第3刷が決まりました。まだの方は是非。楽しい本です。

きらめく甲虫 【本】

7月10日に「きらめく甲虫」(幻冬舎刊)が出版されます。世界の美麗甲虫、とくに金属光沢をもつ種を選び、高解像度の標本写真とこれまでにない印刷技術で1冊の本にまとめました。とにかくきれい。ありそうでなかった本です。 Amazonでも予約開始しています…

北海道採集7日目

夜中の3時ごろに苫小牧に到着。展示室用のゲンゴロウの採集を試みる。 懐中電灯を照らすと水中に泳いでいるゲンゴロウが見え、1時間ほどで十分な個体数が採れた。 明け方からオサムシのトラップを回収。セスジアカガネオサムシが採りたかったのだが、オオ…

北海道採集6日目(6月11日)

美幌博物館の鬼丸さんのご案内で、エゾゲンゴロウモドキの池へ行く。残念ながら見つからなかった。 午後から丸瀬布へ。喜田さんのご案内でシノノメアリスアブを探すが、こちらも残念ながら見つからなかった。池でゲンゴロウモドキをいくつか採集した。 夕方…

北海道採集5日目(6月10日)

厚岸の臨海実験場に行く。とても良い環境だが、潮の時間が予定に合わず、仕方なく移動する。 それから根室周辺に行く。残念ながら目的のハネカクシはほとんど見つからなかった。環境はあまり変わっていないし、時期も悪くないはずなのに、不思議である。写真…

北海道採集4日目(6月9日)

翌朝、道南で同行者が採ったタケノコで、タケノコご飯を作った。 前夜に仕掛けたオサムシのトラップを回収。マイマイカブリが2頭入っているだけでがっかり。 それから厚岸方面へ移動する。素晴らしい塩生湿地が広がる。中央はタンチョウ。 環境は変わってい…

北海道採集3日目(6月8日)

今日は日高から十勝三股へ移動。途中の雪渓脇でふたたびメクラミズギワゴミムシ掘りに挑戦。エゾガロアムシが出るばかりで、あえなく敗退した・・・。 途中の峠にて。キタキツネはどこも多かった。 夕方、幌加温泉に到着。耳の遠いおばあさんとお手伝いのお…