断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

写真:マレーシア2010

森の中の道を歩いていたら、晴天にもかかわらず、急に雨が降り出した。そして少し先へ進むと、急に雨がやんだ。それから同じところへ戻ると、また雨が降っている。変だなと思って見上げると、木の上から雨が降っている。そしてよく見ると、セミがぎっしりと…

ハグルマヤママユの一種Loepa megacoreと思われるもの。今回持ち帰った蛾の一つ。標高のあるところで灯火採集をすれば、かなりの確率で飛んでくる美麗種。幼虫はブドウの仲間を食べるようだ。

マレーシアの低地から山地でもっとも普通なスズメガの一つDaphnusa ocellaris。それもそのはずで、幼虫はドリアンで発生する。マレーシアではいたるところにドリアンが植えられているので、本種もいたるところに見られるのである。

ヨナグニサンの一種Archaeoattacus edwardsii。灯火をやると飛んでくるが、バサバサと地面にぶつかりながら飛んでくるので、幕にたどり着くころにはボロボロになっていることが多い。しかしたまにこのように上手に幕に止まる個体もいる。中さん、同定ありが…

カレハカマキリの一種。いじめると、このように擬死行動をとる。つまんでも全然動かない。脚の装飾も見事。この個体はやや白っぽいが、個体によっては全身茶色で、様々な落ち葉の色に対応しているかのようだ。

灯火採集のお友達、ヤミスズメバチのなかま。東南アジアに3種いる夜行性のスズメバチの一群で、マレー半島南部にはProvespa anomalaとP. nocturnaの2種がいる。電灯をつけると確実にあつまってくる昆虫で、ときに何百も飛んでくる。刺されると猛烈に痛いとい…

カレエダカマキリの一種。脚と腹部の「枯葉のかけら」が見事。原住民から400円で買いあげた。日本だったら1万円でも買えないけど、現地でこの価格はかなりの高級品。

キャメロンハイランドで見つけたオオカミヘビの仲間。東南アジアにはヘビの種数が極めて多いが、見かける機会は日本より数段少ない。もともとの個体数が少ないのもあろうが、森が深いのと木が高いので、いてもなかなか見つからない。

佇む細石君。いつもこんな感じでのんびりとしている。 キャメロンハイランドで灯火に飛来した変わったカミキリムシ。

3月のマレーシアで撮影したきれいなコガネムシ。残念ながら、死ぬとくすんだ白になる。

枯れ木の上に見つけたカミキリ。地味だが、頑強でかっこいい。

日本のヨツボシゴミムシダマシによく似たBasanus sp.。

GombakやCameron Highlandでたまに見られるクビキリギスのなかま。毒々しい色彩をしているので、おそらく毒があるのだろう。日中はタケ筒や巻いた葉の中に潜んでいる。

朽木の上にときおりサンヨウベニボタル(Duliticola hoiseni)の姿を見かける。地衣類を食べるとか、樹液のバクテリアを食べるとか、諸説あるが、今回、粘菌の変形体をおいしそうに食べている姿を見ることができた。この虫は雌は幼形成熟で、6センチほどにな…

今日はゴミムシ類を。いずれも夜間の倒木にくっついています。昼間もいるのですが、昼間はすばやくて近づけません。 Catascopus cupripennis Pericalus tetrastigma? Pericalus quadrimaculatus?