断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

アリゾナ大でヒゲブトオサムシを調べているWendy Mooreさんからのメールに、今年学位を取って、これからポスドクでCA Acad. Sci.に移り、マダガスカルのヒゲブトオサをまとめると書いてあった。いいなぁ。なんとなく。
http://tolweb.org/tree/carabidae/ozaenini/wendy/collecting.html

CA Acad. Sci.はマダガスカルの生物に関するプロジェクトを進めているのだろうか。同じところに留学していた九大の吉村さんも、マダガスカルのアリをやっていたというし。
http://www.antweb.org/madagascar.jsp

今日もせっせこせっせこと執筆と編集。執筆は科博の部屋ではできなくなりつつある。一番よいのは電車のなかで、次はウルサイ喫茶店。科博にいると、ついつい虫をいじってしまう。今日はキンピカのマンマルコガネをFITの採集品に発見。標本にするのがたのしみだ。

今日の写真はマレーシアのツノゼミ。熱帯の珍奇な昆虫の代表だが、東南アジアやアフリカには大したものはおらず(少なく)、圧倒的に新熱帯にすごいものが多い。すごいものとは、変なもの、びっくりするものである。知り合いにブラジルまで採集にいったツワモノがいるが、それくらい新熱帯のツノゼミは魅力的だ。
http://www.ne.jp/asahi/rhyncha/index/foreign/BPmem.html

ちなみに自分の研究とは無縁でもなく、ツノゼミの大半はアリからの保護を受けて生活する栄養共生者で、同じ半翅類のアブラムシやカイガラムシと同じである。

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