断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日も原稿書きと文献コピー、発表ppt作成など。Reichenspergerの文献を完全に集めようと思ったが、博物館に所蔵のない雑誌もいくつか見つかった。たとえばRevista de Entomologicaがないが、ちょくちょく重要なものが出ていて困る。

1900年代初頭の雑誌をめくると、1つの雑誌に歴史的な研究者が名を連ねており、動物学の黄金期といった様相だったことがわかる。同時代に活躍していた人たちのつながりなど、コピー論文ではわからないことが見えてきたりして面白い。日本はそれより遅れて1930年代が黄金期のようで、昆虫関係の雑誌が次々に創刊されている。昆虫の図書は国別に配列されており、いろいろなことがわかって面白い。たとえば、昆虫学関係雑誌の種数や出版量をみると、ドイツとフランスが完全に他国を圧倒していたが、ここ半世紀で完全にアメリカに追い越されている。

今週はThanksgivingで館内が落ち着かない様子。明日は中国人の家でパーティーがあるというので、行ってみることにした。