断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日の昼は昆虫のスタッフでThanksgiving dayのパーティーだった。七面鳥の丸焼きがでてきて、かぼちゃのパイ、その他、伝統的なアメリカ料理が多数盛られていた。どれもおいしいものだった。

昨日と今日で、BorgmeyerとReichenspergerの好蟻性ハネカクシの文献をすべてコピーした。どちらも蟻客で業績を残した研究者である。とくにBorgmeyerは日本に雑誌のないものばかりで、助かる。「日本から複写依頼に出したら・・・¥」などと思わず計算してしまいそうになった。1日1時間、地道にコピーを続けよう。

ようやくボイラー係りに電話がつながり、部屋の温度をあげてもらった。厚着をすればよいのだが、解剖などの細かい作業には都合が悪いのである。

結局、↓の本を注文してしまった。日本で買うより、2500円ほど安いし、気分転換には最適な本に思えたので、早く欲しくなった。帰国時に持ち帰ろう。

この本の出版社の名前で思い出したが、10年ほど前、一人で台湾にいったとき、台北でホタル学生宿舎というところに泊まった。「歩き方」には「日本語の話せるおばさんが世話をやいてくれる」というふうなこと書いてあったが、実際は世話どころではなく、猛烈な教育と指導だった。風呂の入り方から寝る向きまで指導を受けた。同日に宿泊した学生の数名は翌朝、逃げるように出て行ってしまったが、こちらはなんだか面白くて泊まり続けた。歩き方の書き方が好意的だったこともあり、日本人の学生ばかりが泊まっていたが、きっと同じような面白い体験をした人がたくさんいるはず。あのおばさんは元気だろうか。