断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

タイ到着

7時に家を出て、8時半に成田空港へ着く。スーツケースは30kgほどだが、手に持ったクリアファイルとカメラが合わせて20kgほどと非常に重く、空港に着くのに疲れ果てた。いつものことである。

ANAなので第1ターミナル駅で降りる。まずはチェックインへと向かうが、エコノミーのカウンターは大混雑だった。チェックイン時に荷物の検査がないが、係員に聞いてみるとスーツケースの鍵は閉めてよいという。いつ検査するのだろうか。その後、蕎麦を食べ、梅干と雑誌を買って、搭乗する。

7時間の機内では最初から最後までほぼ完全に寝た。ここ10日間の寝不足が一挙に解消できたようだ。機内食は豚シャブのごはんで、ANAにしては今ひとつだった。

空港で2時間後に到着する片山君を待ちながら、FITのクリアファイルを広げる作業を行う。新しい空港だが、無闇に広く、あちこちに欠陥ではないか思うような変な作りがある。そういうわけで待ち合わせの場所が少し難しかったが、なんとか無事に片山君に出会えた。

両替の後、タクシーに乗って宿泊場所であるKU Homeというカセサート大学構内にあるホテルへ向かう。蒸し暑い空気と明るい町並みが懐かしい。

初めて泊まったホテルだが、大学のホテルのわりになかなか本格的できれいだった。すでに9時をまわっており、荷物を置いてすぐに食事へ出る。魚介が食べたかったので、成田空港でガイドブックの店へ行くが、店が見つからない。タクシーを降りたとたんに土砂降りとなり、全身ずぶ濡れとなる。セブンイレブンで傘を買ってなんとかしのぐが、パンツの中まですっかり水浸しとなった。結局、その店は見つらず、再びタクシーを拾って、別のシーフード店へ。無事に着いたが、なんとそこはお休み。そこから少し歩いてようやく別のレストランを見つけた。

トムヤンクン、キノコとエビの炒め物、チャーハン、ソーセージのフライ、シーパーチ(シーバスといっている)の蒸し物、エビとひき肉を焼いて卵で覆ったもの、などをいただいた。ビールはタイガービール。店内でタイガーガール(バドガールのタイガービール版)が売ってまわっていて、片山君と二人で5本ほど飲んだ。小松君はパインジュース。

ホテルへ帰ろうとタクシーを拾うが、市街地だけで営業している車が多いようで、ほとんどの運転手がカセサート大学を知らない。3台目の運転手も知らなかったが、途中で道を聞いてなんとかたどり着いてくれた。

到着後にFITの作成を行う。60基というのはなかなか大変だが、3人だとかなり楽である。