断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

「50万箱プロジェクト」というのが始まっている。たしかに「今の日本には私たちの標本を受け入れてくれる施設がほとんどありません!」というのは悲しい現実で、こういう動き起きるのは必然であろう。個人的には、国内に収蔵施設を作るだけでも十分にすばらしいと思う(いくらなんでも50万箱のデータベース化は難しいだろう)。国内にある虫の標本が海外に散逸するのはあまりにもったいない。

ただし国内の施設が飽和しているというのは少々不正確で、科博だって最近も大きなコレクションを受け入れている。一挙に国内のコレクションが集まったらさすがに対処できないだろうが、国内の大学や地方博物館でも、開いたスペースを持っているところはあるし、一見満杯でも場所を開けて受け入れるくらいのことはできると思う。

http://kawamo.co.jp/kogane/sub08.htm