断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

愛媛から帰ったばかりだが、さっそく次の講演準備に追われている。今週末の北大のシンポジウムで「日本の海岸線の甲虫」という話しをする予定。当初は「日本の海岸線の虫」で話すつもりだったが、専門外まで含めて調べるには時間が足りないと思い、甲虫に範囲を狭めた。クソ寒い札幌でコロンと転倒しないかどうか不安なので、ロードヒーティングの効いている街中のホテルを取った。
http://mm.general.hokudai.ac.jp/test/event/526.html
今日は準備の合間に、標本ラベルを大量に作ったり、記念講堂の展示用の標本を入れたり、山本君と顕微鏡を運んだり、なかなか慌ただしかった。オマケに風邪がぶりかえしてしまい、調子がいま一つ。
アルバイトの学生さん(21歳女子二名)と雑談ついでに男の眉毛について話すが、二人とも多少とも整えていたほうがよいとの意見だった。なるほど、腑抜け眉毛にもそれなりの需要があるのである。一人は宮崎出身で、高校の同級生みんな手入れをしていた由。私は都会の高校にいたが、誰もそんな奴はいなかった。時代が違うのだ。それでも私は依然として保守的で、それから男が眉毛を自然にしておく意義について滔々と語った。納得した様子ではあったが、同意した様子ではなかった。
*決してヒマではありません。