断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

Overjoyed

無事に講演終了。予想以上に面白いシンポジウムで、いろいろと勉強になった。私が一番おもしろかったのは「カイアシ類学入門―水中の小さな巨人たちの世界」を編集した長澤さんの寄生性カイアシ類のご講演で、思わず聞き惚れてしまった。魅力的な話をする方だった。自分の研究の参考にもなった。私はとりとめもない話をちょうど30分話したが、聴衆の時間の無駄でなかったどうかが心配だ。
17時から懇親会。今日の収穫は、肉食性テントウムシの分類を本格的に始めた学生さんに出会えたこと。修士論文で、すでに主要な族の分子系統が出来上がっているそうだ。これは本当にうれしい。少なくとも、ド素人の私がテントウムシに苦労する必要がなくなりそうだし、なによりも佐々治先生の標本を整理活用してくれる人の出現は助かる。「テントウムシをやって、ヒラタムシ上科全部つまみ食いします」という壮大な意気込みを語っていた。2次会は当然「つくしん坊」で、その学生さんを連れて行き、さらに激励。M島君の材料変更を説得したが、これは失敗に終わった。まあ、そういう根性は大切だ。3次会はその近くの安い飲み屋で、3時近くまで飲んだ。よく考えたら今日は10時間も飲んでしまった・・・。