断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

書籍第一陣が届く。昨日の「オトシブミハンドブック」、「朽ち木にあつまる虫ハンドブック」、「淡水産エビ・カニハンドブック」、「学名の話」に加え、「クロシジミ (日本の昆虫 (2))」、「セミヤドリガ (日本の昆虫)」、「日本の爬虫両生類157 (ポケット図鑑)」も。はからずも「学名の話」以外は全部文一総合出版だった。
ハンドブックシリーズでは「オトシブミハンドブック」が白眉。オトシブミの同定図鑑、生態図鑑としても完璧なまでにすばらしいが、(私にとって謎だった)雄性徴の意味を示唆する場面の写真もあり、思わず唸ってしまった。
「朽ち木にあつまる虫ハンドブック」は情報量が多く、大きな図鑑にしか出ていない地味な虫の存在や朽木という微環境の重要性を一般の人が知るには大変すぐれた内容となっている。限られた紙面に情報量があふれているので、一種一種の写真が小さくなってしまっているのは残念だが、初めて生態写真の図示されたものが多く、大変新鮮だった。*22ページの「ムクゲコケムシ」はHoraeomorphus sakishimanus