断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は理学部と博物館の事務の2人と外へ昼食に出かけた。店に着くと、いつの間にか知らない人が私の目の前に座っている。誰だろうと思い、「こんにちは」と声をかけたが、にやっとしてうなずくばかり。変な人だなぁ、その前にどうして2人は私に紹介してくれないのだろう、と訝しく思ったのだが、自然を装い、またその人のことも気にして、いつものように雑談をした。そして食事の後にすぐにメールが来た。今日はすみません。あの人、いつの間にか付いてきて、私たちも話したことがない人なんです。なので今日は紹介しませんでした。−−−怖い。
このところ週2回程度、昆虫学教室の3年生の学生さん2人に標本作製のアルバイトに来てもらっている。とりあえずということで、先日の調査の標本を早速作ってもらっている。写真の標本はタイのカオルアンの灯火採集で得た微小甲虫の標本である。2000頭ほどあったが、ラベル付けを含め、3日(1日5時間、2名)で終了した。なかなか効率が良い。大型桐箱1箱で、かなり余裕を見て、450頭入るので、それほど邪魔にもならなそうだ。現場では、野村さんに「そんなに採ってどうすんの」とか、中瀬君に「ほんとに何でも採りますね」と尊敬されたが、採っても無駄にはならなかった。