断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

連日のチーズ、ハム、クロワッサン、トーストに飽き飽きしてきたので、ケンタッキーフライドチキンで朝食兼昼食。今日は天気がよかったので、それからキュー植物園(Kew Garden)に出かけた。
駅からして趣きがある。

駅前の花屋でスノードロップが売っていた。

駅のホームにアーモンドが咲いていた。

植物園はKew Garden駅より小奇麗な町並みを眺めながら徒歩5分ほど。

入園後、早速売店へ。植物関係の一般書が充実している。

種もいろいろ売っている。

鳥の巣箱や餌台も。

重くて不便そうだけど、かっこいい如雨露。

最初の温室Palm Houseへ。

中は広々。

通路はせまい。意外にも、ロンドンではバリアフリーは全然進んでいない。車いすには行けるところしか行けない。それも非常に限られているという印象。地下鉄でさえ車いすの利用できない駅が少なくない。

温室上部に回廊がある。

そこからの眺めは良い。

地下の展示室もある。

そこでは意外にも海水槽が並べられていた。

ただし、海藻や海草の植えられた非常に地味な水槽ばかりで、見ている人は退屈そうだった。

でもチンアナゴがいた。

入り口近くにあった看板。キュー植物園は、植物の展示施設である以前に植物の研究施設である。世界中の植物が収集され、研究に供されているほか、系統や種子の保存も行われている。

Marianne North Galleryという1800年代の画家の植物画展示室。すばらしかった。撮影禁止なので外観のみ。

さらに別の温室Temperate Houseへ。

宮殿のような温室。

すばらしく広い。ここは暖温帯の植物が多く、日本でも関東以南であれば屋外でも育つものが少なくなかった。

ウォークウェイがあった。

かなり高く、ビルの5階程度。登るのに疲れた。

眺めは良いが、緑がないと寒々としている。

それからひたすら歩き回る。園内はとても広く、場所ごとに様々な植物が植えられている。

斑入りで枝垂れのヒイラギ。このような園芸種もいろいろと収集されている。

あちこちに立ち枯れや倒木が放置されている。ミヤマクワガタなどの発生源として使われているそうだ。

餌台にリスやシジュウカラゴジュウカラが来ていた。

スイセンには良い時期で、どこもスイセンの香りであふれていた。

カナダガンがあちこちにいた。大事な植物を食べたりしないのだろうか。

キンケイも放されていた。

アナグマがいるようで、あちこちに巣穴があった。

Princess of Wales Conservatoryというすばらしく近代的な温室。

乾燥地の植物の部屋。植生ごとにいくつかの部屋に分かれている。

リトプスなど。

南アフリカの憧れの植物がたくさんあった。

食虫植物専門の部屋。

サラケニアなど。

モウセンゴケなど。

ロックガーデン。南ヨーロッパなど、半乾燥地の岩場や草原に生える植物が植えられている。かっこいい。

オキナグサの仲間。

アヤメ科の仲間。

門の近くにミツマタが良い香りを放っていた。こういう東アジアの植物を見るとやっぱり落ち着く。

枝垂れのモモ?が夕日を透かして輝いていた。

まだまだ見足りない。帰国前にもう一度行きたい。