断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日もハネカクシでかなりの収穫があった。島田さん様様だった。
昼前から山を下り、The Gapという場所で採集をした。昔、イギリス人のハネカクシ研究者であるMalcom Cameronが滞在し、採集した由緒正しい場所なのだが、採集に適した場所はあまり見つからなかった。
島田さんがいきなり川に飛び込んだと思ったら、スッポンを捕まえた。模様がとても美しい。ネットで調べたら、Nilssoniaという属のものらしいことがわかった。甲羅の目玉模様を指して「クジャクスッポン」という英名がついていた。


中峰さんの採集された美しいツユムシを撮影させてもらった。すごい色彩。昼なお暗いジャングルのなかで撮影したので、夜のような写真になってしまった。

標高900mあたりまで下り、見晴らしのよいところで灯火採集をした。甲虫は今一つ。コーカサスオオカブトやテイオウゼミは来たが、目当ての細かい虫は少なかった。金尾君がびっくりした声をあげたので見に行くと、すぐそばのガードレールにオオミツバチの塊があった。このように揃って並んでいる姿は迫力があった。

今日はスズメガの飛来が多かった。マラヤ大学へ献上する用途に少し採集した。