断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

帰る前に昆虫の卒業生で農場技官のちひろちゃんに生まれたばかりの子牛を見せてもらった。元気よく飛び跳ねていた。子牛がこれほど身軽なものとは知らなかった。昨晩たらふく食べた牛肉も、元をたどればこのようにあどけない子牛だったのだ、などと感傷にひたることはなかった。

夕方に科博の野村さんがお見えになり、ヒゲカタアリヅカムシ属の同定について教わった。長年の疑問が氷解した。日本産は新種だらけで、いつかやりたいと思っている属。18時から金尾君と3人で夕飯に出かけた。