断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

8時にホテルを出て、ハルティニさんの車でジャカルタへ行く。渋滞につかまり、10時半に科学省に到着し、外国人研究者の調査許可証をもらう。現金250米ドルを支払う。

それから警察省へ行き、そこで許可申請を行う。これは旅の通行手形のようなもの。警察の食堂で昼食を食べて、申請受け付けの引換証をもらい、ボゴールへ戻った。

帰りの車のなかでお金の計算をしていたら、小松君がジャカルタの両替商でぼったくられていたことを知る。本来の金額の半分ほどしか受け取っていなかった。私は最初から怪しんでいたので、目を見開いて両替商のお姉さんの手先を見ていたが、小松君はよそ見をしている間に抜かれたようだ。
夕飯はホテルの近くのレストラン。高かったが、とても良かった。ジャカルタの物価はマレーシア都市部の倍程度である。こちらの平均所得はマレーシアよりずっと低いはずなので、こちらの人の暮らしにくさがわかる。
こちらへ来てから「復讐するは我にあり」を読んでいる。事件とりまく人たちの生活が面白い。最初の舞台は行橋で、卒業生のボスレーの故郷なので、その地方の言葉遣いを懐かしく読んだ。