断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

塩焼そば変形

2011年の3月から5月までロンドンにいた。その滞在中、後半はアパートを借りていたので、毎日自炊していた。とはいってもロンドンのスーパーは私の苦手なパンとソーセージのようなものばかりで、なかなか良い食材がなかった。そのなかで唯一、中華麺モドキが救いだった。腰のないラーメンとうどんの中間のようなものである。バサバサのソフト麺のようなものともいえる。私はそれを使って毎日のようにあんかけ焼きそばを作っていた。ちょうど311で日本が大変なときで、「日本は大丈夫だろうか」などと鬱々と考えながら、作っていたのを覚えている。

昨日は博物館のバーベキュー大会だったのだが、野菜がたくさんあまったので、もらってきた。作りそびれた焼きそば(まるちゃんの塩焼そば)があったので、ついでにそれももらってきた。そこで、あんかけ焼きそばを思い出し、作ってみることにした。

作り方は簡単で、まず麺を蒸して、ほぐし、それから油でカリっと焼き上げる。それを皿にあげ、次に肉と野菜を炒める。それから、焼きそば付属の味付けの元をコップ一杯の水で溶かし、それに片栗粉を混ぜて、炒めた野菜に加える。それで一煮立ちしたら、焼き上げた麺のうえにかければよい。所要時間は10分ほど。

あんかけ焼きそばは大好きなのだが、福岡には気軽に食べられる店があまりない(ラーメン屋は多いが、街の中華店があまりない)。なかなかおいしくできたので、また作りたいと思う。

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