帰国
昨晩、台湾から帰国した。
ツノゼミなどの生物地理を研究している国立台湾師範大学の林仲平先生の研究室を訪問し、今後の共同研究の相談をした。いろいろと面白い案が出て、非常に建設的な打ち合わせだった。
またトンボやゲンゴロウを研究している汪澤宏先生もお見えになり、台湾のゲンゴロウ事情をお聞きできたのは収穫だった。日本では絶滅寸前のフチトリゲンゴロウもいるところにはいるらしい。
同じ大学で爬虫類と魚類を研究している林思民先生(前日に台中でもお会いした)の研究室にもお邪魔した。いろいろな魚やトカゲが飼育されており、とても面白かった。
この写真は台中
その後、黄仕傑さんのご案内で台北の森でアリヅカコオロギを探した。しかし見つからず。
それから、今回は歓迎の嵐で、お金を使うことがほとんどなかったので、本屋さんに連れて行っていただき、たくさん本を買った。自然史関係の本が日本並みに充実している国はアジアでは台湾以外にないだろう。
空港にカタゾウムシの巨大模型があった。
今回はとにかくあちこちでいろいろな方にお世話になった。みなさん本当に良い人で、いつも感激した。これほど気持ちの良い旅行はこれまでになかったと思う。台湾の昆虫相や昆虫に関する知見に出来るだけ貢献できればと思った。