断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ミツギリゾウムシの一種。とにかく細長い。ナナフシみたいな甲虫である。そして普通の甲虫のように交尾していた。(Apr 13 2007, Ulu Gombak, Malaysia) マレーシアの写真は続きます→

畑のまわりにセグロアシナガバチがブンブン飛んでいると思ったら、ダイコンに大発生していたモンシロチョウの幼虫を狩っていた。おとといまでは何十匹もついていたのに、今朝はごくわずか。ナスを初収穫。トマトは巨大化し、順調に収穫できている。インゲン…

「あ、大きな鳥の糞だ」と思ったら、ゾウムシだった。白いモヤモヤは体表から染み出た蝋物質だろう。一皮剥けば黒いゾウムシが出てくる。(Apr 13 2007, Ulu Gombak, Malaysia) マレーシアの写真は続きます→

昨日採って来たシマヘビを吉村さんに献上した。採ったときに卵を持っているとわかったが、今朝、電車の乗ってくる間に1つ産んでしまった。しかも気付いたら割れていた。シマヘビにはすまないことをした。(採ってくること自体、すまないことだけど。) 午後…

今日は中島さんの運転で、瀬島君と福岡東部・大分方面へ野外調査へ出かけた。目的はいろいろ。 まずは某所で某魚を。 いきなり大き目(20センチ)のが釣れる。これで「ぎょぎょっ〜!」と思ったら、さかなクン検定1級。 喜んでいたら、となりでものすごいの…

マレーシアの写真は続きます→ トビヤモリの一種Ptychozoon kuhli の若い個体。小松君がシャワー室で見つけた。このヤモリはなかなか見られないようで、今回初めて見た。あちこちから伸びた「飛膜」がみごとである。滑空の能力は定かではないが、「飛膜」の隠…

朝から平戸へ標本引き受けの下見へ出かけた。見れば見るほどすごい標本。来週には九大へ来ることが決まった。今日は天気がよく、ますます風光明媚だった。

「沖縄のセミ―生態写真と鳴き声で知る全19種」と「沖縄の鳴く虫 50種」。どちらもすばらしい図鑑だった。セミは沖縄に分布する全種が網羅されており、成虫の同定に十分な写真が掲載されているほか、生息状況の手がかりとなる抜け殻も図も充実している。付属…

マレーシアの写真は続きます→ ヒメバチ(コマユバチ?)の一種。この頭から胸が赤、そこから下が黒という色調は、マレーシア周辺の虫の典型的な警戒色(かつヒメバチ擬態色)で、いろいろな虫に見られる。今年訪れた際にはコバネツツシンクイというかっこい…

昨日は疲れたが、よい気分転換になったので、今日は気持ちよく仕事ができた。 展示関係で水槽を注文する必要があって、箱崎熱帯魚へ出かけた。ついでに水槽で殖えすぎたイルカスズメ(Cyrtocara moorii)を引き取ってもらった。 ゲンゴロウが産卵場所を欲し…

D1の吉村さんの調査に便乗するかたちで佐賀県山間部へ採集に連れて行ってもらった。吉村さんの目的はツチガエル。私の目的は「九州北部の希少な魚類」展示水槽用のドジョウである。ドジョウなんてと思うかもしれないが、福岡市内では絶滅寸前だそうである…

マレーシアの写真は続きます→ アカガエルの一種Rana chalconota。日本のアカガエルはみな地上性だが、マレーシアには樹上性のものも少なくない。本種も樹上性で、葉や木の枝の上に座っているのがよく見つかった。一見アオガエルのような印象がある。(Apr 12…

今日も多数の本が届いた。少しずつ紹介していく。 まずは安田守さんの「昆虫コレクション―集めて楽しむ (森の休日)」、本屋で手に取ったことはあったが、改めて見てみて、大変すばらしい本だとわかった。とにかく昆虫がかわいらしく描かれており、かといって…

頭がイチョウ型で70センチもある変な生き物が見つかったので教えてほしいとの質問があり、昼過ぎに質問者の方がそれを持ってみえた。メールだけでもわかったのだが、正体はオオミスジコウガイビルだった。福岡にもいたとは知らなかった。

マレーシアの写真は続きます→ 美しいマンマルコガネの一種Eusphaeropeltis sp.。先日のシロアリDicuspiditerms sp.の塚の基部から出てきた。この1頭きりで、この属のマンマルコガネは生態が不明で、シロアリの巣から見つかることはなかった。これが初の事例…

行き帰りの車中で「学名の話」を読んでいる。「美しい学名」、「良い造語」などという表現を見ていると、やっぱり記載分類学や博物学は優雅でいいななどと思ったりする。また、研究のするヒマのない今、「あいつにはこの学名にしよう」と山積している未記載…

マレーシアの写真は続きます→ 木の枝をかじるカミキリ。(Apr 10 2007, Ulu Gombak, Malaysia)

「日本の爬虫両生類」は帯に「史上最強のポケット図鑑」と書いてあるだけのことはあって、ものすごい情報量。残念ながら写真の質がいま一つで、コンデジ写真が多く、色調整もバラバラ。しかしそれを差し置いてもポケット図鑑とは思えない内容。 「淡水産エビ…

書籍第一陣が届く。昨日の「オトシブミハンドブック」、「朽ち木にあつまる虫ハンドブック」、「淡水産エビ・カニハンドブック」、「学名の話」に加え、「クロシジミ (日本の昆虫 (2))」、「セミヤドリガ (日本の昆虫)」、「日本の爬虫両生類157 (ポケット図…