断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

協力者

今日は大阪の環境科学の市川さんへお借りしていたアリヅカコオロギの標本を返送した。催促もほとんどなく、好きな標本を手元へ置くことを快く許してくださり、おまけに新しい文献を次々に送ってくださるという神様のような方である。

そのあとに丸瀬布昆虫生態館の喜田さんへ電話する。昨年送っていただいた化学成分抽出用のアリで、ガスクロマトグラフィーの分析が上手くいかなかったものがあり、新しい材料を送ってくださいという、またしても図々しいお願いである。「いいですよ、いいですよ」と笑って快諾してくださった。

またそのあとに都立大学の新津さんに電話する。現在研究中のアリでどうしても切片観察したいものがあり、その協力をお願いしようと思った。しかし、今日は取り込み中だったようで、またあとで電話することにしたが、きっと興味を持ってくださるだろう(くださると嬉しいな)。

このように温かい応援者や協力者に囲まれて研究していることを、今日はしみじみと感じた。