断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は午後から千葉中央博物館へ。日本鞘翅学会の大会が今年の11月に中央博でひらかれる予定で、今日はその実行委員会の一回目の会議だった。来年の身の振り方もよくわからないのだが、実行委員長は齋藤明子さんで、数年前に中央博で2年間研究生としてお世話になったこともあり、委員として加わることにした。

終了後、久々にお会いした直海さんに近況報告。気付いたら2時間半も話し込んでいた。色々と刺激的なお話しが聞けたし、おすすめの本も教えてもらえたので、今度買って読んでみたい。系統学と進化学に関する様々な本を随分と読み込まれていて、有名な本の注意点も教えていただけた。以下、買おうと思った本:

Jody Hey (著) Genes, Categories, and Species: The Evolutionary and Cognitive Causes of the Species Problem

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0195144775/

Joel Cracraft (編集), Michael J. Donoghue (編集) Assembling the Tree of Life

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0195172345/


ちなみに、「鞘翅」とは甲虫目の旧名である鞘翅目から。つまり、日本鞘翅学会とは甲虫の学会である。日本にはもう一つ甲虫の学会があって、それを日本甲虫学会という。日本鞘翅学会の本部は関東にあり、幹事も関東の人中心。一方、日本甲虫学会の本部は関西にあり、幹事も関西の人中心。しかし、会員には両方の学会に入っている人が多い。似たような学会が2つもあるのはあまり意味を感じないし、統合して欲しい人も少なくないはずだが、それぞれの歴史的な問題もあり、そう簡単なことでもないらしい。

日本鞘翅学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsc2/

日本甲虫学会 http://www.mus-nh.city.osaka.jp/shiyake/j-coleopt-soc.html

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