断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は午前中に停電があり、実験室の冷凍庫につないだ予備電源取り外しの立会いに昼前に大学へ。
夕方から兵庫県博物館の岩槻先生による大学博物館に関するセミナーがあった。長年のご経験から大変示唆に富む内容で、大いに刺激になり、また、岩槻先生のファンになった。それから天神の水炊き屋へ行く。実は博多の水炊きというのは初めてだったのだが、関西のものとは全く違う、これはこれで大変美味しいものだった。話題は尽きず、さまざまなお話しを楽しませていただき、多くのことを学ばされた。博物館活動を広く一般に認知させる土壌を作らなければならない。そしてその手段としても、博物館の研究者が第一線で研究をすることが大切である。
11月に愛媛大で日本昆虫分類学会と日本甲虫学会、日本鞘翅学会の合同大会がひらかれるのだが、そのなかのシンポジウム「昆虫分類学者のタマゴ、未来を語る」の世話人を仰せつかった。学部生から修士の学生に夢を語ってもらって、聴衆のオジサン虫屋を感動させてしまおうという企画とふんでいる。ふんでいるというのは、シンポジウムの内容が決まってから世話人になったからである。なんにしても楽しいものにしたい。
すっかり秋らしくなり、外にはクマスズムシやコオロギの声が響いているが、また残暑がどっと押し寄せるのだろうなぁ。