断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

新しい本を。

面白い。とにかくおすすめ。だいたい、タイトルが強烈ではないか。著者には一度お目にかかったことがあるが、とてもさわやかな印象だった。文章も安心して気持ちよく読める。こういうのんびりとした気持ちになれる文章を書きたいものだと思った。

昆虫にとってコンビニとは何か? (朝日選書)

昆虫にとってコンビニとは何か? (朝日選書)

写真エッセイ。東京湾にマガンやサカツラガンやハクガンが本当にいた。その写真と風景が綴られている。知ってはいたが、写真を見ると単純に驚く。しかも、行徳や浦安という湾奥での話しである。ここ50年で東京湾干潟がどれだけ失われたか、どうしてガンの渡りが途絶えたのか、カバーにある地図からだけでもその理由の一端がわかる。主要な写真は、フィールドガイドの著者、高野伸二氏のものが多い。

東京湾にガンがいた頃―鳥・ひと・干潟どこへ

東京湾にガンがいた頃―鳥・ひと・干潟どこへ