断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

久々のシカゴ郊外の森へ。シカゴ大の大島さんと、場所はPalos Forest Preserve。多くの木々が葉を落とし、その葉が林床に降り積もっている。肌寒いが、眼には温かい色が広がっていた。

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当然のことながら虫はすでに越冬体制で、地表や樹葉の上に目に付くものは皆無である。鍬の調子が悪く、朽木が思うように割れずに歯がゆい。ヤマアリの一種Formica subsericeaの巣からチビシデムシの一種Nemadus sp.を得た程度で、めぼしい虫は見つからなかった。写真は越冬中のツヤムネハネカクシの一種Quedius sp.。越冬中といっても、本格的な寒さはまだなので、多くの虫はすぐに歩き去ってしまう。

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ひそかに狙っていたキノコはほとんど見つからなかった。わずかに大島さんがヒラタケを見つけていたが、時期が遅すぎたのと、林が乾きすぎていた。