断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

先日、吉富さんからお祝いに額をいただいたので、マンマルコガネの写真を印刷して飾った。最近は朝の皆藤愛子とマンマルコガネの標本に癒されている。
それにしても忙しい。そもそもメールや手紙の返事がおっつかない。ポスドク時代も相当に忙しくて研究は夜からと決まっていたが、今はそれほどではないにしても、お給金をもらって働くというのは大変なことだ。
通販の水草セキショウモ2種)が届いたので水槽に植える。90cmの水槽はアルカリ性硬水なのだが、水質に合う水草は多くない。
夕刻より生態学会の会議。矢原先生の参加者数の予想をグラフで示してくださった。さすが生態学者。それにしても大規模な大会となる予定で、今から楽しみだ。当日はポスター監督の大部分をやることになったので、参加者のみなさんと会える機会は多い(しゃべれないかもしれないが)。
帰り際に論文査読を3編まとめて返送。余程のことがない限りリジェクトはなく、世に出せるように直すのが査読者の仕事という雑誌なので、少しは気楽でだし、教育という点で勉強にもなる。なお、国内の昆虫分類関係の雑誌には誤りの多い論文をそのまま載せてしまうものが少なくなく、外国人の研究者との付き合いのうえで恥ずかしい思いをすることがある。ちょっと見せてくれれば最低限の誤りは防げたのにと歯がゆい思いをすることもあるので、こういう仕事はむしろ大歓迎で、最優先でやりたいとも思う。