断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

昨晩(11日)遅くの便でクアラルンプールを発ち、今朝の7時にソウル着。そこから14時半の便に乗り継いで、15時半に福岡に到着した。
のんびりとした調査だったが、同行の中瀬君の努力と、初めての季節だったことが手伝って、いろいろと面白い虫を採ることができた。
今回、九大からは、修士2年の板谷君、4年生の安藤さんと堀江さんが参加した。3人とも初めてのマレーシアということで、最終日の11日はクアラルンプールの街を見物することにした。私も10回くらいマレーシアに行っているが、一度も市内を見たことがなかったので、よい機会だった。
10日は午前中の採集の後、マラヤ大学へ行って、共同研究者のロスリーさんにご挨拶。11月からの調査の相談をさせていただいた。それから、ロスリーさんにクアラルンプールの中心街、ブキッビンタンのFederalホテルへお連れいただいた。夕方のクアラルンプールの渋滞はひどく、ロスリーさんにはご迷惑をおかけしてしまった。
チェックインの後、早速、町へと繰り出す。16時頃に第1回の夕飯ということで、屋台街でカエルやサテーやバクテーを食べる。次に果物の屋台でマンゴスチンとドゥクという果物を食べる。それから買い物に出かけ、第2回の夕飯はエイやエビなどを食べ、再び果物の屋台でマンゴスチンとドリアンを食べる。
バクテー
カエル
サテー
果物屋台
板谷君

11日は以前より気になっていたZoo Negara(国立動物園)へまず出かける。予想以上に規模が大きく、良い動物園だった。鳥獣が主たるものだが、両棲派虫類館や昆虫園、ミツバチ博物館もあった。また、水族館もあり、コイ科の淡水魚が大部分を占めていた。いずれも東南アジアならではのもので、絢爛豪華な海水魚よりも気が利いている。面白かったのは、鳥獣の囲いや水槽などそれぞれに企業の協賛が付いていることで、日本も動物園や博物館も参考にできると思った。
板谷君
エミュー


次にバトゥ洞窟というヒンドゥーの寺院に行く。巨大な洞窟で、あちこちに祭壇がある。何か変な虫がいないかと期待したが、そういう場所ではなかった。

夕方、Mid Valleyというモールで買い物をして、ホテルで預けていた荷物を受け取り、タクシーで空港へ向かった。空港ではナシチャンプルーというおかずをのせたご飯を食べた。