断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日もカメラを持って森に。
駅に向かう途中で野垂れ死んだネズミを見つけ、あたかも寝ているような様子がシュールだったのでパチリ。

ほんとに虫がいない。かろうじてEnchenopa sp.というツノゼミを見つけた。いかにも南米的なツノゼミで、実際に南米で起源した属といわれている。南米では広食性の種ばかりだが、北米ではいくつかの種がきわめて高い寄主特異性をもち、種分化している。これもその一つで、Ptelea属の木だけに見られるもの。ミカン科植物なので、アゲハチョウの仲間の幼虫もたくさんいた。

日差しが強く、日陰を探して歩いた。ナラ類の美しい林で、初夏にはルリクワガタの一種Platycerus virescensが飛びかう。

あまりに虫がいないが、アメリカに駐屯中のマメコガネはあちこちに見られる。ただしマメ科の植物にしか見られず、1年を通してそれほど猛威を奮っている様子はなく、むしろひっそりと生活している感じだった。

目つきの悪いアマガエルの一種がいた。

草原地帯。初夏にはマーガレットが咲き、ハナカミキリ類がたくさん集まる。

きれいな池。カエルとカメとトンボがいる。

今日は15キロほど歩いたが、さわやかな晩夏の森を歩いて気分がすっきりした。