断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

一昨日、昨日と、一泊で、知久さんと小松君と英彦山、霧島と採集してまわっていた。英彦山ではケブカコバネノミバエや新種のクサアリの良い標本が採れた。霧島では知久さんがハコネマルツノゼミを採集していた。
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今日は小松君が信州へ帰国。知久さんと朝からツノゼミの解剖を行うが、私は雑用の山であちこち飛び回っていた。知久さんとある属のツノゼミの記載論文を計画しており、気になる個体群をいろいろと解剖し、面白い新知見がいろいろあった。明日は絵描きなどをする予定。
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昼過ぎに「ベッドサイドミュージアム」という企画で、専門研究員の阿部さんと昆虫標本の出品について相談した。病床にある子供たちのために、病院に出張し、小さな移動博物館を展開するという。素晴らしい。標本が生かせる機会としては最高で、とても楽しみ。子供たちが喜ぶのであれば、貴重な標本もどんどん出したい。九州大学熊本大学の小児科とも関係しているそうな。