断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日も諸々の用事で息つく暇がなかった。
11時ごろに知久さんが来て、絵を描き始める。もともと絵がお好きだったそうで、だんだんと上手くなり、半日でコツをつかんでいた。何より驚いたのは、すごい集中力。最初、毛の描写に苦労されていて、私は「練習しかありませんよ」としか言えなかったのだが、数時間、ひたすらに何百本も毛を書いて、最後にはすっかりきれいな毛を描けるようになっていた。多くの初学者が苦労する曲線の揺れも、すぐに改善されていた。結局、12時半から21時過ぎまで、まったく休むことなく作業を続けていた。何かの上達にはこういった必要以上の集中力も重要な才能だと思う。
途中、某君が人生相談に来た。20歳過ぎたら人間関係は自分で解決するしかないのだろう。困ったり悩んだりして、初めて自分に合った対処法がわかってくる。もちろんどうにもならないときには、私は最大限学生の味方に付くつもり。