断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は初めての英会話教室。生徒は5人で、今日はそのうちの4人が来ていた。男女半々で、全員日本人、そして自分以外の3人はみな医者だった。もちろん偶然。クイズを出し合ったりして会話を進めるという形式で、落ち着いて楽しみながら勉強できそうだ。先生はしばらく栃木にいたことがあったそうで、日本人の性格をよく知っているのも心強い。

昆虫体系学教室の後輩だった二見さんからメールを頂く。彼女はポスドクでケニアに派遣されていて、マラリアの蚊を調査しているそうだ。ケニアがうらやましくてたまらないので、いつか遊びにいってやろうと思っている。院生時代はクモの生態をやっていて、修士時代からの実験の成果を最後にEthologyに出して無事に卒業したのは立派である。そういえば、同じ教室の裏表終わった先輩も最近Ethologyに受理されたらしい。ノートと鉛筆の生態学は本当に大変だ。

日本のAmazonより本が届く。またしばらく楽しめそうだ。

昆虫大図鑑の変更に意外と手間取っている。難しい問題もいくつかある。そんなときに編集の方から催促されてしまった。しかし、出来上がっても一冊ももらえないという不条理。

Machwitz氏の弟子で、下記の"Fly's Ultimate Con"の著者、Weissflog氏に質問がしたく、ドイツのアリ研究者であるPfifferさんにうかがったところ、アリから足を洗って今はどこかの企業に勤めているそうだ。西欧の昆虫学者の就職状況は本当に厳しい。

写真は2005年のマレーシア調査、Endau Rompinという国立公園に行ったときの一こま。アブラヤシの耕地のなか、岩あり池ありのダートを片道60km走ってようやく辿りついた。あまりのキツイ運転に車から降りたとたんに倒れそうになったが、降りた先には立派な宿泊施設と小さな町があり、少々拍子抜けした。帰りは早朝に宿を出て、木の橋(本当に丸太2本のような橋もあった)の上で記念撮影。

f:id:maruyamana:20050519092532j:image