断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

カレハバッタの一種Chorotypus sp.。バッタ目(直翅目)の虫を探そうというとき、明るい草原を歩くと色とりどりの真正のバッタ(バッタ亜目)の仲間が目に付き、暗い林床に入るとこんどはコオロギやキリギリス(キリギリス亜目)の仲間が多くなる。そんななか、暗い林にいる数少ない真正のバッタがカレハバッタの仲間である。最初は気付かなかったのだが、小松君に指摘されて初めて存在を認識した。落ち葉の上を歩くといくつかの飛び立つ昆虫が視界の入り、その多くはマツムシの仲間なのだが、たまにこのカレハバッタが混じっている。しかし、着地点を見ても、相当目を凝らさないと見つからない。おまけに足を縮めて落ち葉になりきっているものもいる。熱帯に行くと、こんなふうに視界にあるはずなのに気付かない虫が多い。

ネタ切れのため、マレーシアの写真は今月で終わりにします。

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