断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

7時に起きて荷物の準備をする。なぜか停電で、薄暗い中、懐中電灯を頼りに作業する。とにかくこの2週間は雨が多くて湿潤だったので、生乾きの洗濯物や布製の袋をそのままスーツケースに入れなくてはならない。スーツケースの裏に落ちて忘れていた靴下が真っ白にカビていた。夜明け前から大雨が続く。昨日までこのような日がなくてよかった。

10時にロッジを出て、まずは宿泊料金の支払いに行く。しかし値段を聞くと目玉が飛び出そうになったので、負けてくれないかと頼む。ヘッドの方がいないと交渉できないとのことだったので、出直すことにする。

朝食は牛肉と太い麺のスープ。

再び値段交渉へ。領収書が要らないのなら負けるということで、半額の値段を提示したところ、喜んで応じてくれた。もう少し低くふっかけてもよかったかもしれない。

バナナトラップと腐肉を回収し、食堂にさよならする。食堂や売店の人たちとはすっかり顔なじみになっていた。年頃の可愛い女の子が片山君だけに手を振ってはにかんでいたのがほほえましかった。

帰り道、イグアナやニワトリを室内で飼育し、お世辞にも清潔とはいえない食堂で豚肉と黄色い麺のスープを食べる。店の雰囲気のように濃厚な汁で、味はとてもよかった。1杯20バーツ。Khao Yaiでは30バーツであり、観光地はやはり高めの設定であったことを知る。

14時にKU Homeに到着。毎日遅くまで付き合ってくださった運転手さんに高め料金を支払い、お別れする。運転手さんはコンケンから来ていたそうだ。

部屋で下着や袋やウィンクラーを干す。あっという間に部屋中がかび臭くなった。

その後、キャンパス内をうろうろし、生協の書店でタイのカエル図鑑を購入。その間、小松君は植え込みで採集を続ける。18時に大学の向かいのMK Restaurantという店でタイスキを食べる。チェーン店だがおいしい。小松君が珍しく「おいしい」と発した。

食後、片山君と街へ出て、ナイトバザールを見たり、クラブで飲んだりする。小松君も誘ったのだが、強く拒否された。わたしは途中で眠くなったので23時過ぎに帰る。

帰ると小松君が好蟻性のゴミムシダマシを大学構内で採集していた。しかも寄主まで判明。こちらの遊んでいる間にお恥ずかしい限り。

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片山君は一人午前様。