断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

そういえば、金曜にお会いした清野さんの旦那さんの布施さんは矢原先生や三島さんの屋久島調査に同行されているという。世の中狭い。
久々の虫の写真は、金曜に山根さんと相談した際にお見せしたヒメサスライアリAenictusの雄14種の標本。雄交尾器を取り出し、DNA抽出したあとの交尾器をガラス板に封入してある。それにしてもヒメサスライアリAenictusの雄交尾器は巨大である(グンタイアリ全般にいえることだが)。Gotwald(グンタイアリの総説)にもその理由は書かれていないが、精包が巨大なので、おそらくそれを潤滑に送り込むためだろう。また形態が多様で造形が素晴らしい。分類では非常に使える。右に刺してある大型のはアフリカのサスライアリDorylusの雄。

月曜ということで少々慌しく、メールの返信等、そして少々虫いぢり。